富士通、スマートコンセントで横浜市役所の PC 消費電力を「見える化」
富士通は2011年8月9日、電力センサー内蔵のスマート電源タップ「スマートコンセント」を用いた PC 消費電力量の測定実験を横浜市と共同で実施し、結果を発表した。それによると、同市役所の全事務用 PC に省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万kWhの消費電力を削減可能であることが分かったという。これは、一般家庭約62世帯の年間消費電力量に相当する。
実験の目的は横浜市役所で使用されている PC の省電力設定の効果を測定すること。横浜市庁舎内の事務用デスクトップ PC 5台とノートPC31台を使用し、6月9日から22日に渡って行った。省電力設定を行うと、デスクトップPC 1台あたり平均で13.0Wh(削減率約20%)、ノートPC1台あたり平均で1.0Wh(削減率約5%)の消費電力が削減された。
スマートコンセント(消費電力計測に使用)
富士通によると、スマートコンセントを活用することで、PC 消費電力量を測定するだけではなく、オフィス共有機器の運用改善、設定変更による省エネ効果や、ピーク電力削減対策を「見える化」できるとのこと。富士通では、今後もスマートコンセントを利用して省エネ対策を積極的に支援していく模様。
iPhoneからの投稿
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