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Channel: 七転び八起きの爺さん
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新学習要領の改正内容

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2011年度から小学校、2012年度から中学校、2013年度から高校の新しい学習指導要領が完全実施されます。今回の新学習指導要領に伴い、2009年度の4月から学校では移行措置が始まっています。

“学習指導要領”とは・・・教育現場で、いつ・何を教えるかというカリキュラムなどを学年別、教科別に示したものです。これに基づいて教科書等が作成されるため、テストや入試の内容も変わってきます。

新学習指導要領では、前と何が変わるのかをカンタンにご紹介してみたいと思います。


《授業時間》
小学校では6年間で278時間、中学校では3年間で105時間もの授業時間が増えます。主要教科の授業数が約1割増加し、反対に総合的な学習の時間や選択教科は削減されます。

《中学》
特に中学校では英語・理科が30%増、数学・社会が20%増となります。中学校学年別では中1で13%、中2で20%、中3で39%アップとなり中3の授業時間数の増加が以前に比べ1.4倍になっています。
入試対策を中3になってからやろうとすると、中3の授業の理解に追われ、中1.2の復習がおろそかになりかねません。高校入試には、今まで以上に中1.2までの基礎学習が重要になりました。






授業時間数の増加に伴い、特に算数・数学と理科などの理数科目の学習内容が増加します。例えば、前回の改訂で削除された学習内容が復活、習う学年が内容によって前倒しされたりします。
また、平成23年度から公立小学校の5・6年生で英語が必修化されました。




新学習指導要領では“基礎学力”が重視されるということです。
どれだけ学校での授業を理解して、ポイントが自分の学力として身についているかが、成績を決める1番のポイントとなるんです。
しかも、学校の授業内容をもとに定期テストや入試問題も作られるので、学校の授業・教科書だけはきっちり押さえておくことが大事なんです。
そこで、今よりもっと必要となってくるのが家庭学習。すなわち予習・復習です。


<改訂のポイント>
授業時間数は30%増加します。
英単語は現行の900語から1200語程度に増加します。
「リーディング」や長文を読んで解く英作文などの問題が増加します。(教科書ではリスニング・スピーキングのページが削除されました)今までより「文法力」が重視されます。

<改訂のポイント>
授業時間数は20%増加します。
教科書の練習問題が大幅に増加します。(3年間で約2000題前後だったのが3000題以上に)
高校の教科書から移行される問題、今までは習わなかった問題を学習します。

<改訂のポイント>
授業時間数は10%増加します。
常用漢字196字が追加されます。
文法単元の前倒し学習が実施されます。

<改訂のポイント>
授業時間数は30%増加します。(5教科の中では増加率が最も高い)
教科書ページ数は平均45%増加します。
教科書が分野別上下巻から各学年一冊になります。
新指導要領では指導順序の規定が廃止される為、中学校により指導順序が大きく異なる可能性があります。
授業時間の増加に伴い教科書の掲載問題数が2倍に増えます。(一部の教科書では問題集を別冊にするという形をとっています)

<改訂のポイント>
授業時間数は20%増加します。(5教科の中で学習時間は最も少ないです。しかし中3の授業時間数は一番多いです。)
地理→世界・日本とも全地域を学習します。
歴史→世界史を学習。重要語句が大幅に増加します。






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