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注目。オラクル、ライトナウ買収を足がかりにセールスフォースに対抗

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注目情報ですね。

オラクル、ライトナウ買収を足がかりにセールスフォースに対抗

コンピュータワールドより

オラクル、ライトナウ買収を足がかりにセールスフォースに対抗

ライバル社を15億ドルで買収し、クラウドを利用してコールセンター、Web、ソーシャル・ネットワークを連携させる技術を獲得

 米国Oracleが、1株当たり43ドルもしくは合計金額約15億ドルで米国RightNow Technologiesを買収しようとしている。自社のインターネット・ベース製品をさらに拡充し、CRM市場のリーダーである米国Salesforce.comに対抗しようという狙いだ。
 Oracleは声明の中で、RightNowの“顧客サービス・クラウド”というアプローチは、組織がコールセンターやWeb、ソーシャル・ネットワークなどをまたいで協業するのを支援できると評価している。
 RightNowの役員会は満場一致で買収を承認しており、同社株主の了解と規制機関の許可がスムーズに得られれば、2011年末もしくは2012年初頭に契約を締結することができるとOracleは説明している。前述の買収額は、RightNowの所有する現金と負債を差し引いたもの。
 Oracleによると、同社は「販売の自動化、人事、人材管理、ソーシャル・ネットワーキング、データベース、Javaなどを含む一連の『Cloud Solutions』製品を『Oracle Public Cloud』の一部として顧客へ積極的に売り込んでいる」ところだという。
 RightNowの最高経営責任者(CEO)を務めるグレッグ・ジアンフォルテ(Greg Gianforte)氏は、「われわれの製品は、カスタマー・エクスペリエンス機能をさらに洗練させるもので、企業が複数のチャネルを介して顧客と交流したり、彼らに一貫性のあるエクスペリエンスを提供したりする助けとなる」と語った。また、RightNowは「モンタナ州ボーズマンでの操業を続け、現地に根ざすことを意識しているが、それは顧客により良いサービスを提供するため」(ジアンフォルテ氏)だという。Oracleはカリフォルニア州レッドウッドショアに本拠を構えている。
 RightNowが販売しているクラウド・ベースのCRMアプリケーションと似た製品なら、Oracleもすでに持っている。しかし、RightNowは、単にCRM内で販売サイクルを追跡する機能のプロバイダーというより、さまざまなプラットフォームを横断した「顧客エクスペリエンス管理」を可能にする役割をみずからに任じてきた。そうした中で、Oracleが同社を買収することは、2008年に米国Instranetを手に入れ、顧客サービス機能を追加したCRM業界のライバルであるSalesforce.comに対し、直接的な攻撃を仕掛けることを意味する。なお、Salesforce.comは、企業とソーシャルWebを結び付けることに注力する大々的な戦略にも着手している。
 10月24日に行われたプレゼンテーションにおいて、OracleはRightNowの製品が「Siebel」マーケティング・ソフトウェアや「ATG Commerce」Eコマース・プラットフォーム、サプライチェーン・アプリケーション、および「Endeca」の非構造化データ検索技術といった製品群の中でどのような働きをするのかを解説したと、IDG News Serviceは報じている。Endecaは、Oracleが先週買収計画を発表したばかりの米国Endeca Technologyの技術だ。
 同社は声明に、これらの製品を組み合わせることで、企業は新たな顧客を獲得・維持し、同時に営業経費を抑えることができるようになるだろうと記している。
 同プレゼンテーションでは、RightNowの顧客が得られる恩恵の例もいくつか紹介された。例えば、RealNetworksユーザーの約40%は、サービス担当者とやり取りすることなくオンライン上で問題を解決できるという。さらに、Overstock.comは通話処理時間を25%削減することが可能になるそうだ。
(Roy Harris/CFOworld米国版)

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