関電堺港２号が運転停止 お盆明け需給厳しく
堺港2号機では補修作業が進められている
関西電力は１４日夜、堺港発電所２号機（ガスコンバインドサイクル、４０万キロワット）のガスタービンの羽根に損傷があり、運転停止し補修作業を行うと発表した。運転再開には数カ月程度かかる見込み。４０万キロワットの供給力を失ったことで、今週半ばの需給は極めて厳しくなることが予想される。関電ではお盆休みがあけ、企業の生産活動が本格化する１７、１８日の両日、供給予備率が５％を割り込むと予測。東日本大震災後、もっとも深刻な局面に直面するため、需要家に対し一層の節電への協力を呼びかけていく。
関西地方は先週から連日、猛暑日が続いていたが、他電力からの融通や企業が持つ自家発電などの余力を買い集めて供給力を上積みし、安定した需給状況を保ってきた。一方で、他社の電源トラブルが相次いだこともあり、自社電源のうち火力の運転継続には細心の注意を払っていた。
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