オリックス、滋賀県米原市で国内最大級134MWの蓄電所を建設
オリックス株式会社は、滋賀県米原市で国内最大級となる134MWの蓄電所「米原湖東蓄電所」を建設すると発表しました。2024年11月に着工し、2027年の運転開始を予定しています。
本プロジェクトは、以下の点で再エネ事業者にとって意義のあるものです。
- 再生可能エネルギーの有効活用促進: 太陽光発電や風力発電は天候による発電量の変動が大きいため、電力系統の安定化が課題です。蓄電所はこうした再生可能エネルギーの余剰電力を貯蔵し、不足時に供給することで、有効活用を促進します。
- 長期的な事業収益の確保: 長期脱炭素電源オークションを活用することで、電力広域的運営推進機関(OCCTO)から固定収入を原則20年間保証されます。これは、蓄電所開発における課題であった長期的な事業収益確保につながります。
- 再エネ事業拡大への貢献: オリックスは、本プロジェクト以外にも紀の川蓄電所(和歌山県)や蓄電所O&Mサービスの提供など、再エネ事業に積極的に取り組んでいます。本プロジェクトの成功は、再エネ事業の拡大に大きく貢献するものと考えられます。
今後の展望
オリックスは、今後も蓄電所事業を含めた再生可能エネルギー事業に注力し、脱炭素社会の実現に貢献していくとしています。再エネ事業者にとって、オリックスの今後の動向は要注目です。
その他
- 本蓄電所は、市有地を活用した民間初の取り組みとなります。
- 敷地内には一般開放される多目的広場が整備されます。
- オリックスは、全国各地で蓄電所の開発を進めています。
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河北新報オンラインより【オリックス】滋賀県米原市で国内最大級134MWの蓄電所を建設