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Channel: 七転び八起きの爺さん
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ホテルで太陽光発電 ニューアワジ社有地 来春稼働

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ホテルで太陽光発電 ニューアワジ社有地 来春稼働

太陽光発電事業への参入を説明するホテルニューアワジの木下社長(洲本市内で)
 ホテルニューアワジ(洲本市)は、淡路市志筑新島の社有地(約8万2600平方メートル)に、出力3000キロ・ワットの太陽光発電施設を建設すると発表した。2013年3月に1500キロ・ワット分の発電を始め、同年6月に全面稼働を目指す。同社が太陽光発電事業に乗り出すのは初めてで「淡路島の企業として、島内のエネルギーの自給率を上げるあわじ環境未来島構想の一翼を担いたい」としている。(斎藤剛)

 発電施設での年間の発電量は一般家庭約1100世帯分に当たる約420万キロ・ワット時を見込み、全量を関西電力に売電する。今年7月から再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まったのを受け、ホテルニューアワジが「事業として採算が合い、多角経営にもなる」と判断した。

 今月21日に安全祈願祭を行った後、本格的に工事を始め、太陽光パネル約1万4600枚を敷き詰める。事業費は約10億円で、売電することで年間約1億7000万円の売り上げを見込んでいる。

 同社は04年、南あわじ市阿万吹上町にあるグループのホテル近くに風力発電用の風車1基(2000キロ・ワット)を設置、稼働させている。同社は「電気関係の技術者も採用しており、ノウハウもある」としている。

 同社によると、発電施設の敷地は02年に購入、一部に住宅型有料老人ホームを建設している。

 木下紘一社長は「太陽光発電の技術開発が進み、コストが下がれば将来性はある」としている。

 日照条件が良い島内では太陽光発電施設の建設が相次いで計画されている。大阪ガス(大阪市)の子会社は、太平洋セメントなどが所有する洲本市由良町内田の土砂採取場跡地に、約8900キロ・ワットの施設を建設し、来年7月からの稼働を目指す。淡路県民局によると、このほか淡路市内の4か所で2000キロ~4万キロ・ワット規模の施設の建設が計画されているという。

(2012年11月21日 読売新聞)





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