【フィラデルフィア１５日PRN＝共同JBN】金属パッケージ製品の世界的に有力な供給企業であるクラウン・ホールディングス社（Crown Holdings, Inc. NYSE: CCK、http://www.crowncork.com）は１５日、カンボジアでの高まる需要に応えるため、同国のシアヌークビルに新規の飲料缶工場を建設すると発表した。シアヌークビルはカンボジアの首都プノンペンから約２００キロ離れたタイ湾沿いにある。シアヌークビルはカンボジアの主要な商業港であり、観光事業も成長している。
新規工場には複数の缶製造ラインが設置され、初期生産能力はツーピース３３０ミリリットルのアルミ缶７億２５００万個を年間に製造できる規模となる。施設は２０１３年第３四半期に稼動予定で、プノンペンの２ライン操業に続きカンボジアでのクラウンの２番目の飲料缶工場となる。
クラウン・アジア太平洋のジョゼフ・サラーツ社長は「カンボジアは堅調なペースで成長しており、同様に当社顧客の製品への需要が増える要因となっている。われわれは顧客がツーピース・アルミ飲料缶に好みを示すことを経験している。最新の投資は主要なビール醸造企業１社と締結した長期契約によってサポートされており、クラウンの成長計画に一致している。クラウンは４０年以上にわたり東南アジアで飲料缶を製造しており、今回の拡張プロジェクトは、世界および地域で高まっている当社顧客の需要をサポートするとともに、当社顧客によるこの地域でのブランド構築を支援するというコミットメントを表している」と語った。
クラウンは現在、東南アジアで７カ所の飲料缶工場を運営している。同社はカンボジア、マレーシア、シンガポール、タイに各１工場を、ベトナムに３工場（ハノイに１か所、ホーチミン市に２カ所）をそれぞれ擁している。同社は今年はじめ、ベトナムのダナンに新規の飲料缶工場を建設する計画を発表した。同工場は２０１３年第２四半期に商業生産を開始する予定。
▽クラウン・ホールディングス社について
クラウン・ホールディングスは子会社を通じ、消費者向けに販売を行なっている世界中の企業向けにパッケージ用製品を供給する主力企業である。世界本社は米ペンシルベニア州フィラデルフィア。詳しい情報はhttp://www.crowncork.comを参照。
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カンボジアに新規飲料缶工場を建設 クラウン・ホールティング
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